<製品寿命の長さ>
南部鉄器の調理器具の寿命はどのくらいだと思いますか?5年・・・?10年・・・?50年・・・?
いいえ、100年です。というのは言い過ぎでしょうか、、、?
南部鉄器メーカーでは「100年以上使えるものづくり」を目指し日々努力を重ねています。実際に「3世代にも渡って使っているけどまだまだ使える!」という声も聞いたことがあるので、あながち不可能ではないのかもしれません。
サビが出たらもう使えないの?
南部鉄器はその名からも分かる通り主材料は鉄(銑鉄等含む)です。なのでもちろんふつうに使っていてもサビは出ます。多くの人は鉄サビが出ると慌てて金属ヘラや金属タワシなどで擦り落とそうとしますが、逆にそうすることでサビを出やすくするばかりか寿命を縮める結果になってしまいます。南部鉄器から出た鉄サビは人体には無害のものですので、そのままお使い頂いても問題はありません。
これは、私が週3〜4回は味噌汁などの汁物を作るのに使っている鍋ですが、ご覧のとおり底から脇までびっしりとサビが付着しています。主に味噌汁を作っているので、ほとんど油を使わない&味噌の塩分でサビが出やすくなっています。こんな状態の鍋、一見「もう使えない鍋」に見えますよね?でも、実際に私は使っています。もちろんこれで家族(子供含む)の料理をしているんです。
黒光りする南部鉄器
南部鉄器を長年使っていると、油が染み込み黒光りするようになります。ちょうどこんな感じです。
このようになってくると気になる(方もいる)サビも出にくくなり、焦げ付きもかなりなくなります。このようになるまで使い込んで自分色に南部鉄器を育てていくことができるのも、製品寿命が長いからこそですね。
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