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＜アルマイト加工 とは・・・？＞ アルミは、空気に触れると表面に薄い酸化皮膜を作ります。この膜はアルミの表面を保護し、腐食を防ぐ働きをします。これを人工的に厚くしたものを「アルマイト加工」、または「陽極酸化皮膜加工」と言います。 表面にアルマイト加工を施すことによって、本来柔らかく傷つきやすいアルミ生地を保護し、鍋の内側が黒くなることも防ぎます。 食材による侵食のないアルマイト皮膜層ですので、扱いやすくお手入れが簡単になります。

○表面をアルマイト加工仕上げにした理由○ アルミニウムは、軽い・熱伝導率が良い・保温性に優れている・非常に錆びにくい等、優れた特徴をたくさん持った素材です。 とはいえ、生地のままのアルミの鍋には、「使うと鍋の内側が黒くなり手入れが面倒」「柔らかくて傷がつきやすい」といった悩みもあります。 しかし、これらの欠点は表面にアルマイト加工を施すことによりほとんどが解決されます。つまり、食材による侵食をうけることのない、丈夫でとても安定した状態になります。 また、アルマイト皮膜はメッキと混同されがちですが、メッキが下地の金属に異種の金属を貼り付けるのに対し、アルマイト皮膜はアルミ生地そのものから生成されるものなので、はがれたり取れてしまったりすることはありません。 このようにして扱いやすくなったアルミニウムの調理器は、プロの求める「調理・手入れ・扱いの簡易性」を実現し、最近ではプロ・業務用としてだけでなく、ご家庭のキッチンまで活躍の場を広げています。

ちょっと小難しいお話・・・【アルマイト皮膜の製法】
電解液の中で陽極側にアルミ製品を接続し直流電流を流します。	アルミの表面には酸化アルミ皮膜が出来ますが、 この時の酸化皮膜の表面には電気の通った微細な孔があいています。
この孔をふさぐため高温・高圧の水蒸気中で処理をします。 膜の分子が水分を吸収し、体積が膨張して孔をふさぎます。	表面はセラミックで覆われたのと同じ状態になり、 非常に硬く熱に強く、防食効果も高いという耐食性を発揮します。 これを封孔処理といいます。

・はじめてご使用になる際にお米のとぎ汁を入れて10～15分煮沸すると、内側が黒くなったり侵食するのを一層防ぐことが出来ます。
・お手入れの際にはスポンジと中性洗剤で隅々まで良く洗い。その後しっかりと水気を取りよく乾燥させてください。
・調理したものを鍋の中に長期間保管しないようにすることもより一層長持ちさせる秘訣です。